猛暑続きの日々ですが、皆様お元気でしょうか?

ロルファー™の千景です。

8月7日のアナザースカイは私の大好きな吉田都さんの回でした。

吉田都さん、英国ロイヤルバレエ団で長年プリンシパルをつとめた唯一の日本人女性の方です。

私がバレエを沢山観ていた時、一番心をつかまれたのが、吉田都さんでした。

他のダンサーが持っていない無二の踊り手なんです。

それは長年の練習と鍛錬の賜物でもあると思いますが、テクニックのすごさも忘れてしまうほどの表現力と彼女が醸し出す幸福感です。
悲劇である「白鳥の湖」を観て、幸福感というのも変ですが、やっぱり他の人とは違う存在感を彼女は持っています。
それは、日本人が持っている奥ゆかしさとも通じるのかもしれませんが、イギリスのロイヤルバレエ団の中でも、一番ロイヤルバレエらしいと言えるクラシックバレエらしさなんだと思います。
そして、都さんが持つ幸福感は「リーズの結婚」「コッペリア」などの普通の村娘、町娘などや「眠りの森の美女」「クルミ割り人形」などのお姫様や妖精といったキャラクターを踊る時にもっとも感じます。

昔、NHKの番組で「トップランナー」という視聴者がスタジオに行って観覧する番組がありました。
私も吉田都さんの回の時に参加したのですが、その時、以前から不思議に思っていた「ポワント(トウシューズ)の音がしないのはなぜか?」という質問をさせていただきました。
トウシューズもご自分仕様に直して使われているということでしたが、シューズのせいだけでなく、吉田都さん自身の身体の使い方がその頃から優れていたということだと思います。
重力を感じさせない表現力と体重を床にドシンと落としてしまわない体幹力でしょうか。

アナザースカイでは、吉田都さんが長年踊られていたロイヤルバレエ団の内側での収録もあり、とても貴重な映像が見られたと思います。
現ロイヤルバレエ団の芸術監督のケヴィン・オヘア氏や、往年の名ダンサー レスリーコリア氏、サー・ピーターライト氏も出演されていました。

ロイヤルバレエ団を退団されて、日本に拠点を移されましたが、今は、毎日トレーニングをかかさず身体の管理をされているそうで、そのトレーニングを見ていて、あまりの身体能力の高さに驚きました。
バスケットボール位の大きさのボールの上に乗った状態でダンベルでトレーニングをやっていましたが、素晴らしいバランス能力ですね。
腹筋、背筋を使った状態で重りを持って腕を動かし、体軸を鍛える。
他にもTRXを使って体幹を鍛えるトレーニングもされていました。
ジェッキー・チェンも顔負けな身体能力です。 日々のトレーニングを続けることで、コンディショニングを維持されている素晴らしい例です。

腕を使いながら、体軸を鍛えるという方法は、ロルフィング®の考えとしても理に合っていると思います。
四肢とコアのコーディネーションが上手くできるようになると、パフォーマンスは向上します。

都さんには、身体を維持して長く踊り続けていただきたいです。 これからも応援していきたいと思います。

AnotherSky1

 

 

 

 

 

 

すごいバランス感覚!

AnotherSky2

 

 

 

 

 

 

AnotherSky3

 

 

 

 

 

 

都さんもTRX使用されてるんですね。