アドバンス・ロルファー™の千景です。

ロルフィング®のセッションを行う上で、色々な勉強をしていますが、その中でも胎生学はとても重要だと思っています。

人が受精して、人間の形にまで成長していく過程の学問が胎生学になります。

人間という形になるまでに色々な細胞が細胞分裂していきますが、どうやって人は人になっていくのでしょうか?

今回、胎生学を学ぶ上で、とても気になる企画展が、上野の国立科学博物館で開かれているので、行って来ました。

卵からはじまる形づくり~発生生物学への誘い

 

 

 

 

 

 

 

 

国立科学博物館で2017年6月11日まで

 

学生や子供も見て分かるように展示がされていて、とても興味深かったです。

ニワトリの腸管のできかた、脳のできかたが、実際に見られます。

動物だけでなく、植物の細胞や、生殖細胞、再生、色々なテーマがありました。

胚発生の時期の形は、カメもニワトリもカエルも魚もみんな似ています。

不思議ですね。

その後の時期に細胞が分裂して、それぞれの形に形づくられていきます。

これらの分裂は、細胞にあるDNAに対し、外からの環境因子が問い合せを行い、DNAが答えを出して、形が作られていくそうです。

ここの部分は、昨年学んだカーニー先生の胎生学からの内容です。

 

今回の展示会のツボは、プラナリアでした。

プラナリアは、ウズムシ目に属する動物の総称だそうですが、不思議な生き物です。

身体を切っても切っても再生するそうです。

頭、胴、尻尾という風に3つに切れば、身体は3つになり、それぞれに頭と尻尾ができます。

ただ、切る前に絶食させておかないと、自分の消化液で身体が溶けてしまうそうです。

100個の断片に切った人がいたそうですが、100個にも再生されたそうです。

これだけの再生能力があれば、医療にも活用できそうですね。

このプラナリア、どんな所にいるのかと思いましたが、日本中の川の上流に生息しているそうです。

そして、意外にもロルファー仲間のお家の水槽にもいるそうで、写真を撮ってくれました。

可愛いです。

実際、切ると再生されるそうです。

発生学、胎生学は面白いので、これからも学んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

プラナリア