スポーツクラブの友人に誘われて、元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんの講演会に行って来ました。

杉山さんがプロとして活躍されていた頃、テニスのツアーシーズンは、1月~11月までで、オフシーズンは1年の内、2か月弱だったそうです。
杉山愛さんは、日本を拠点として遠征していて、1年の内、250日は海外生活だったとか。
これは今も同じなのでしょう。 今、大活躍している錦織圭さんもこの位、忙しいのですね。
今でこそ、錦織圭さんという男子選手が活躍していますが、それ以前は、女子選手の方が100以内のランキング圏内に入っている選手が多かったそうです。

彼女が海外で活躍する条件として挙げていたのが、以下の点です。

1.英語が必要であること
2.文化の違いを理解すること
3.物事をプラスに見ること
4.環境に慣れること
5.郷に入っては郷に従え

こんな風に活躍されていた杉山愛さんでも、一時期スランプに陥ったことがあったとか。
愛さんのお母様の一言がきっかけで、新たに気づくことがあったそうです。

「自分のやりたいこと、やろうとした事、すべて出来たのか?」とお母様に聞かれたそうです。

あ・・・まだ出来ていない、それならば、やろう!と思い、またテニスに向き合うことができたそうです。

どんなに優秀な人でも、自分の目標や、やりたいことがはっきりしなくなってしまうと、なんでこの仕事をしているのか?という壁にぶち当たってしまうんですね。

それからは、杉山愛さんは、ルーティーンのトレーニングに、塩谷信男さんの呼吸法を取り入れたり、日記を書いたりすることも取り入れたそうです。

そして、今の座右の銘は「遊戯三昧」だそうです。

ゆげざんまいと読むそうです。

何かをやって楽しくなるのではなく、やっていること、それをすることを楽しむという意味だそうです。

これ良いですね。 今、やっていることを楽しむ=今を楽しく生きるということだとも思います。 
こうやって生きてけば、面倒だな~、苦手だな~と思う仕事も、楽しめそうです。
ワクワクするスイッチを入れるとも言われていました。
困難なことがあっても、自分の引き出しを増やし、自分の総合力を大きくすることで、困難にも対応すると言われていました。
とってもポジティブです。 普段の心構えが、彼女の強さを引き出していると思いました。

明日から全豪オープン。 錦織君の活躍、とっても楽しみです。