アドバンスロルファーの千景です。
日本ロルフィング協会の総会ワークショップ「ロルフィングとトラウマ」に出てきました。
講師はロルファーでもあり、SE(ソマティックエクスペリエンス)も教えられるLeal Keen先生。
SEは以前から興味がありましたが、トレーニングは時間とお金のかかることなので、やはり学ぶには覚悟のいることです。
今回のテーマはロルフィングとトラウマでした。
トラウマは、自分が挑戦(チャレンジ)するものと自分のリソースが、チャレンジするものがリソースよりも大きい場合に起こります。
自分が何かに挑戦して、出来なかったと思うような出来事があると、トラウマになりやすいですよね?
逆に、自分がチャレンジして、それを乗り越えた場合は、以前の自分よりも、今の自分はより強いと思えるようになります。
ロルフィングのトレーニングでも、トラウマについては少し学んでいましたが、実際のクライアントの方でトラウマの症状とみられる方が来られた方は少ないので、今まで困ったことはありませんでした。
ただ、今回学ぶ中で、セッション中にトラウマによるディスチャージ(解放)が起きた場合、何も知らなかったら、対応には困っていると思います。
ディスチャージの症状としては、震え、発汗、呼吸の変化、あくび、泣く、怒り、まばたき等々。
ディスチャージは、始まりがあり、中間があって、終わりがあるその波が収まることで、トラウマは解消されるようです。
その波が終わっても、また新しい波に入ってしまうとカタルシスに陥り、統合することが難しくなってしまいます。
今回のワークショップでLeal先生が重要だよと言われていたことは、今までのセッションでは、自然にやっていたことのような気がします。
ムーブメントやマニュピュレーションも面白いですが、こういった精神面でのアプローチも学ぶことは大切だと思いました。