ロルファー仲間が多く参加していたScar Workのワークショップにモデルクライアントとして参加してきました。 Scar Workは、手術や怪我による傷痕にアプローチするワークです。

私自身、小学生の頃に鼠径ヘルニアの手術、今年は腹腔鏡による手術を経験していたので、とても興味がありました。 手術や怪我、火傷などによる傷痕は、表面上、治ったように見えても身体への影響があり、身体はその傷痕を覚えています。 傷が原因となって、動きに制限が起きる場合もあります。

私の経験上のお話ですが、小学生の頃の手術は、何十年も前の事なのですが、ロルフィング®のセッションで、そこの傷痕に触られるのは、とても違和感があり、触られたくないという思いがありました。 ただ、その部分の筋膜は、手術により短くなっているため、どうしてもそちら側のつながり(足底から骨盤、脊柱までの)が悪く、お腹のあたりで途切れた感じをいつも持っていました。 それにより、左右のバランスが崩れやすい感じもありました。

今回は、クライアントとしての参加でしたが、施術を受けてみて、最初感じていた違和感もなくなり、やってもらうとお腹がどんどん柔らかく、素直で平らな感じになりました。 これは、傷痕へのワークですが、このタッチは、もしかしたら出産後の方にも良いかもしれません。 2日間、ワークを受けてみて、骨盤の動きも良くなり、左右差も減り、つながりも感じやすくなりました。 人によっては、皮膚の見た目も変わるようです。 今まで、傷痕へはあまりアプローチしない方が良いと思っていましたが、急性期が過ぎて、傷が落ち着いた状態になったら、ワークを受けることは、とても効果があると思いました。

Scar Workは、繊細なワークですが、とてもパワフルだと思います。 今回、モデルクライアントとして参加できて、とてもラッキーでした。 これから身体がまたどんどん変わっていきそうです。 ちょうど自分の誕生日の日に受けることができて、思いがけず、素敵なバースデープレゼントをもらいました。 ワークをしてくださった皆様、ありがとうございました。