クライアントさんに誘っていただいて、フラメンコスタジオの発表会を観に行って来ました。
「El Camina エル・カミーノ-道- 石井智子フラメンコスタジオコンサート」 at 銀座ブロッサム
フラメンコの発表会を観るのは、初めてでした。
今まで、地域のイベントやスペイン料理のお店でフラメンコを見たことはありましたが、大人数で踊る発表会は初めて観ました。
一言で言うと、素晴らしかったです。
私がベリーダンスを始める当初、ベリーダンスとフラメンコのどちらかを習おう~と思っていた時期がありました。 フラメンコは激しいステップを踏むから、足に悪いかもと思って、ベリーダンスを選んだ経緯がありました。
実際は、靴を履いて踊るので、足はそれほど痛くなったりしないようです。
踊っている生徒さんたち、身体の軸がしっかり持てていて、体幹が安定しているので、どんなに足さばきが激しくても、自由に四肢が動くんですね。
手や腕の表現方法も、バレエのポールドブラのような動きもあり、ベリーとは違い肘で角度を付けて曲げることによる表現もあり、フラメンコには独特な表現があると思いました。
首も右を向いていたと思ったら、次の瞬間は左・・・というように、瞬間瞬間メリハリが効いています。 この静と動のメリハリが効いた動きがフラメンコなんですね。歌舞伎の見得をきる瞬間と、フラメンコの動きは通じるものがあるとも思いました。視線は下を向く動きが意外に多くて、これもフラメンコの感情表現の1つなんだな~と思います。
曲については、お祭りの踊りだったり、喜びの内容のものがあったり、タンゴもあり、愛や人生をうたったものもあるとか。
フラメンコという踊りが生まれた背景を良く知らないので、一概には言えせんが、やはりその民族の文化に根差した踊りがあるんだと思います。
色々な意味で、新鮮な驚きがありました。
出演されていた方たちの中には、セニョーラクラスと言って、少し年齢高めの方たちの演目があったり、キッズクラスの子供たちが出たり・・・でも、子供でもステップはしっかりしていて、とても上手でした。
印象に残ったのは、Aragonesa(アラゴネサ)という、カルメンの曲を真紅のドレスで踊った演目や、Solea por buleria(ソレア・ポル・ブレリア)というリズムのとっても難しそうな曲。 上級クラスの方たちは、本当にすごいですね。 スピーディーな展開を間違えることもなく踊っていき、一人ひとりのレベルが高いので、息が合っていて、観ていて気持ちが良かったです。
演奏は、生のカンテ、ギター、パーカッションでしたが、3時間ちょっとの上演時間、ずっと歌っていても、全然声が枯れない。さすがプロですね。 迫力ありました。
衣装も色使いが良く、デザインもセンスが良くて、とっても素敵。
お店で、間近に見るフラメンコも良いですが、舞台の上で大人数で踊るフラメンコも迫力があって、本当に素晴らしいですね。
特にこのスタジオの方たち、レベルが高い&息が合っていて、見る価値がありました。
お誘いいただいて、本当に良かったです。 またフラメンコ観に行きたいと思いました。