ロルファー™のChikageです。
私はエアロビクスが大好きで、スポーツクラブのレッスンに良く参加していますが、中でも最近良く参加しているのはステップのクラスです。
ステップは、ステップ台を使ったエクセサイズで、80年代にエアロビクスが広まった後、強度の高いハイインパクトのレッスンに参加している人で足を痛める人が多かった為、衝撃の少ないエクセサイズとして考え出されたのがステップ・エクセサイズでした。
ステップ台の上り下りが基本の動きで、踏み台昇降といえばイメージしやすいかもしれません。
今のステップ・エクセサイズのレッスンは、最初に考え出された頃よりもバリエーションも増え、簡単なクラスからかなり複雑な上級なクラスまであります。
衝撃が少ないエクササイズとして考え出されたものですが、上級クラスになると、強度も高く、リズムチェンジが入ったり、ターンも入り、方向も変わるなどかなり複雑な動きになります。
私の行っているスポーツクラブでは、上級クラスはないのですが、初中級クラスでも汗がたっぷりかける運動量で、足腰を鍛えるには、とても良いエクセサイズです。
このステップのクラス、動きにすんなりついていける人達に共通しているのは、身体の軸がしっかりしているということです。
ステップ台を上り下りするくらいでは、階段の上り下りとそれほど変わらないので問題ないかもしれませんが、ターンが入ったり、リズムが変わったりすると、ステップ台の上でバランスが取りづらく、フラフラしてしまう人もいます。 ステップ台は、フロアー(床)とは違い、台の高さがありますから、その分、恐怖心が起きて動きが萎縮してしまうこともあります。
ステップ台を使って自由に大きく動けると、とても気持ちが良いのですが、そのためには、身体の軸をしっかり保って動けることが大事になってきます。
身体の軸を保つのに意識したいのが、丹田と呼ばれる下腹のあたりと、上の丹田とも言える部分、肩甲骨がある辺りの背骨の前側部分です。
猫背の姿勢の方にも言えることですが、背中が丸くなっている人の場合は、上丹田が下に落ちています。
上の丹田を、ロルフィングではMDH(Mid Dorsal Hinge)と呼んでいます。
この上丹田(MDH)を上に引き上げて身体を保つことが出来れば、姿勢もまっすぐ上に伸び、身体の軸が作りやすくなります。
逆に上丹田が落ちていると、身体の重さが膝や脚にそのままかかり、せっかくのステップ・エクセサイズも辛くなってしまします。
身体の軸が出来れば、身体の安定感も増して、ステップの振付も動きやすくなります。
ステップがもっと上手になりたい、もっと楽に動けるようになりたいと考えられる方は、上の丹田が落ちないで、身体が引きあがっているか、確認してみましょう。
良く分からないと言う方は、ロルファーの所に行って、尋ねてみてくださいね。