日本人の身体の問題で、上位に来るものの1つが腰痛だそうです。
腰痛と一口に言っても、ぎっくり腰だったり、慢性的に痛みがある場合は、脊椎に問題があったり、すべり症だったり様々です。
ただ、原因がわかる腰痛もありますが、医学的に原因が特定できない腰痛も多いそうです。
医学的に問題があって、お医者様にアドバイスを受けていたり、治療をお受けになっている場合は、その指示に従われるのが一番だと思いますが、原因不明の腰痛の場合、もしかしたら姿勢や普段の生活習慣に問題があって、腰痛が起きている可能性があります。
その一つとして、今回は膝を考えてみましょう。
膝と腰、離れた二つの身体の部位で、どちらも関節としての役目を果たしています。
ただ、膝の調子が悪くなると、腰も痛くなる方もいらっしゃいます。
膝と腰、離れてはいますが、密接に関係し合っています。
普段、膝をどんな風にして立っていますか?
膝をしっかりとギュッと力を入れて立っているでしょうか?
膝をギュッとした時、腰はどうなっていますか?
膝を緩めた時、腰はどうなっていますか?
膝を緩めると、なんとなくだらしなく感じて、膝をギュッとした方が良いような感じがする方もいるかもしれません。
クラシックバレエを習っていた人は、先生に膝を入れて~と言われた経験があるかもしれませんね。
膝が出ていると見た目には綺麗に見えないので、膝をぎゅっと入れるように言われていたと思います。
普段から膝をギュッとしてしまうのを、過伸展と言います。
ただ、膝や腰のことを考えると、膝はギュッと力を入れない方が良いです。
ギュッとしていた膝を緩めてみましょう。 膝を緩めると、腰も緩まるのが分かりますか?
膝はほんの少しだけ緩めるので、大丈夫です。
普段、膝をギュッと固くしてしまう方は、少しだけ膝を緩めるということをやってみましょう。
それだけで、腰の緊張が緩まって、楽になると思います。