ロルファー™のChikageです。

今、ロルファーの上級資格の勉強であるアドバンストレーニングに参加しています。
講師は、私のベーシックトレーニングUnit 3の時のメインインストラクターRaymond McCall先生とロルフ・ムーブメントとクラニオを習ったCarol Agneessens先生のお二人。
お二人ともロルフィング®を始めて数十年経っているベテランの先生方です。

今回のアドバンス・トレーニングで学んでいるものは、ベーシックトレーニングで習った10セッションがクライアントの方に共通するものにワークしていたのに対し、アドバンス・トレーニングでは、クライアントの方それぞれに違うものに対してワークするということを学んでいます。

ただ、ロルフィングの基本原理であるPrinciple(プリンシパル)については、常に同じです。

ロルフィングの基本原理は、Wholism(ホーリズム)=全体性です。
全体性なくして、ロルフィングはあり得ません。

筋膜リリースと呼ばれる施術方法を最近よく聞きますが、ロルフィング=筋膜リリースではありません。
ロルフィングの施術の中に筋膜リリースが含まれていると考えていただくのが分かりやすいかもしれません。
ロルフィングで行っているのは、筋膜リリースだけではないのです。

ロルファーは、ロルフィングのセッションにおいてクライアントの方のWholism(全体性)を第一に考えて施術を行っています。
構造的にワークをしたり、機能的にワークをしたり、エネルギー的にワークをするのがその方の全体性にとって良いと考えれば、それぞれに重点を置いてセッションを行っていきます。

ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフ博士は「人間はラインの周辺にある構造」だと言われたそうです。

重力に抗うことなく、地球に対して垂直なラインを維持している構造であれば、構造的にも機能的にも楽に動けるということですね。

今回のトレーニングでは、私にとっては今までのワークのやり方を改めて見つめ、さらに自分自身のワークの幅を広げることにチャレンジしています。
学べば学ぶほど、人間の奥深さ、ロルフィングの可能性を感じています。 真摯に学びたいと思います。