ロルファーの二戸部千景です。
3月も後半になり、桜も咲始めました。 関東地方は、お花見は今週末か来週が良さそうですね。
3月というとエアロビクス大好きな私としては、ちょっと心配な時期でもあります。
いつも行っているホームジムのプログラム改編は、3ヶ月毎に行われていますが、特に4月と9月は内容が大きく変わります。
今年は特に心配していましたが、やはり心配が的中しました。
私は、しっかり身体を動かせるタイプのエアロビクスが好きなので、いつも身体を使えるエアロビのクラスに出ています。
ただ、最近はしっかり身体を動かせる内容よりも、振付重視で、あまり身体を動かさないでもできるようなクラスも増えています。
私にとっては唯一納得できるレッスンをしてくれていたインストラクターさんが抜けることになりました。
とっても残念です。
私にとっては、エアロビクス=ダンスというよりは、=スポーツ(運動)なんです。
しっかり身体を動かせて、汗もかける有酸素運動としてのエアロビクスが好きです。
インストラクターさんが辞めることになったのは、色々な理由があるようですが、一番の理由は、やはりクラブ側のフォロー体制やモチベーションの維持というメンタル面でのサポートが少なかったことが大きいのではと思っています。 もちろん、フィーの面や個人的理由で辞める方もいるでしょう。
どんな仕事でもそうですが、その仕事をする上で、自分自身の気持ちの管理や周りのサポートなど色々な面での協力があって、仕事は続けられると思います。
良いレッスンをするインストラクターさんが、長くレッスンを続けられるクラブ側のフォローも大事です。
私が考える良いインストラクターさんは、自分重視でなく、会員目線で、会員が動きやすい動きを行うこと、安全性を重視していること、クラス内容に合っていること、気持ち良く楽しくレッスンできること・・・等でしょうか。
今回、抜けられるエアロビクスのインストラクターさんは、フリーの方なので、他のクラブでもご活躍です。 フリーという立場は、自由なように見えて、自分の実力がないと、レッスンを続けられないという現実もあり、本当にシビアだと思います。 その分、レッスン内容も良く考えられていて、素晴らしい!
今、私が行っているスポーツクラブに限らず、しっかり身体を動かせる内容のクラスが出来るインストラクターさんが減っているようです。
大手のスポーツクラブに限りませんが、エアロビクスのインストラクターという職業の待遇をもっと良くして、良いインストラクターさんが増えるような環境づくりが必要ではないかと思います。 色々な話を聞くと、どうにもクラブ側のお金もうけ?と思うようなライセンス制があったりして、会員重視ではないように思います。 今日はちょっと辛口な内容でしたが、これから先の日本のフィットネス業界、エアロビクス業界を考えると、高齢者向けだけの内容になって、しっかり身体を使えるクラスが無くなってしまいそうで、非常に心配しています。
今、継続的に運動している人たちが良いレッスンを受けて、健康寿命を長く保ち続けられるように、経験豊富な良いインストラクターさんたちが仕事を続けられる環境作りを業界の方にぜひ、お願いしたいと思います。