ロルファー™のChikageです。
以前から気になっていた「血液観察会」に参加してきました。
私が大好きなひまし油湿布のひまし油を購入させていただいているテンプルビューティフルさん主催で、ゲルソン療法も行われている阿部孝次さんと氏家京子さんに血液を見せていただき、アドバイスを受けてきました。
私たちロルファーは、ロルフィング®のセッションを行って筋肉、筋膜、骨膜といった結合組織に働きかけていますが、クライアントの方が受けた昔の怪我や事故などの経験がその方の身体に影響を与えているケースがあることがあります。 その人自身が忘れている場合でも、身体の方は怪我や事故を記憶しています。
筋肉や筋膜といった組織でも、過去の怪我などを記憶しているということは、全身の細胞に酸素や栄養を運んでいる血液にも、怪我、事故、免疫の問題などの記憶があるかもしれません。
少なくとも、その時の栄養状態や免疫の状態などが、血液を見ることである程度分かるというのは、納得できます。
私の場合、今は改善していますが、貧血の状態が長く続いていたので、昔から自分の血液の状態を知りたいという思いがありました。
貧血の状態ということは、身体の細胞へ行きわたるべく栄養や酸素も足りていないということになります。 また、心臓への負担も大きくなります。
こういった身体の状態は、血液に何かあらわれて見えるのでしょうか?
今回受けた「血液観察会」は、自分の指先からほんの少しの血液を採り、自分の血液を光学顕微鏡を使って観察していくというものです。
まず、乾燥させる前の生の血液を1000倍ほどの倍率で見ていきます。
1000倍の倍率で血液を見ると、赤血球の形が見えてきます。 丸かったり、ちょっといびつだったり、赤血球同士がくっついている物もありました。
貧血の人の場合、赤血球が重たくないのか、球がさらさらと流れて動いているのが見えます。 鉄分が少なくて赤血球が軽いという印象です。
私の血液の場合は、貧血が改善されているせいか、赤血球の輪郭は、はっきりして丸く、その場に留まっていました。
他に、血液に炎症があると白血球などが見える場合もありましたが、私の場合は、赤血球だけが見えました。
他にも人によっては、ゴミのような物体や、炎症のサインなどが見えたり、細菌を捕食する為に動いていく白血球が見える場合もあります。
血液、すごいです。
その後、乾燥させた数滴の血液を40倍~100倍程度の倍率で見ていきます。
血液にも層があるそうで、数滴の血液を見ることで、自分の過去の身体の状態、自分史が分かるそうです。
乾燥させた血液は、赤血球があることで、赤く見えます。 ただ、身体の状態が良くなかったり、過去の怪我などの経験が血液にも反映されて見えます。
全体的に赤くきめが整ったように見える血液は、抗酸化力のある健康な血液で、所々、白っぽく見える場合は、そこに何かがあったことを物語っているようです。
ガン患者の方の血液を見ると、大体白っぽく見えるそう。
私の血液は、ほとんど赤く良い状態でしたが、やはり少し気を付けた方が良い所があるということも分かりました。
血液の観察、本当に面白いです。
この血液観察会では、自分の血液を見た後に、食事の状態やどういうことに気を付けた方が良いといったアドバイスももらえます。
血液観察会は、ロルフィングと同じく医療行為ではなく、診察や治療ではありませんが、自分の身体の状態を血液という観点で見ることで、未病を未然に防ぐ効果があるのではないかと思います。
長年、貧血状態だった私の場合は、自分で考えていたほど血液の状態は悪くなく、同じ観察グループの方たちの中では、とても良いと言われました。
やはり食事に気を付け、睡眠をしっかりとり、時々ロルフィングを受けることで身体の状態を良くしておく。
日々の生活の質を整えることが、一番健康でいられる近道ではないかと思います。
血液観察会は、定期的に受けることで、自分の健康状態の変化もみることができるようです。 また、機会があれば、受けてみたいと思います。
フクちゃんも血液観察
赤血球
血液